Q1:「移ろひたる菊」で、兼家はなぜ道綱母の家を立ち去ってしまったのですか?
A1:兼家が門前で呼びかけたにもかかわらず、道綱母が意地を張って門を開けさせなかったためです。深夜の冷え込みのなか、プライドの高い兼家はこれ以上待たされる屈辱を嫌い、素直に迎え入れてくれる愛人(町の小路の女)の邸宅へと引き返してしまいました。
Q2:和歌の「あくる間はいかに久しきものとはるらむ」にある「はるらむ」の文法的な意味は?
A2:「知る」の連体形+現在推量の助動詞「らむ」の連体形です。係助詞「は」を受けた係り結びとなっており、「(一人で待つ夜の長さを)あなたは今ごろどう思って過ごしていることでしょう、いや分かるはずもない」という反語的な意味を持っています。
Q3:定期テストで記述問題として問われやすいポイントは何ですか?
A3:最も問われるのは「色あせた菊を兼家に贈った理由」です。解答のポイントは、「兼家の心が他の女に移り、自分への愛情が冷めてしまったことへの皮肉と抗議」および「容色が衰えて見捨てられゆく自分自身の哀しい境遇の投影」という二重の意味を簡潔にまとめることです。