観光パンフレットの表紙を飾るメインストリートから少し外れた場所にこそ、大洗の海鮮丼で地元民が通う穴場が存在します。地元茨城県民や港湾関係者が日常的に利用する店舗は、過剰な装飾を排した質実剛健なスタイルで、大洗の海鮮丼ランキングでも安い価格設定と驚異的な鮮度を両立させています。
例えば、港近くの定食処「飯野屋」や「日野治」などは、派手な看板こそないものの、毎日大洗港でセリ落とされる地魚の煮魚や刺身が驚くべき良心価格で提供されています。また、近年バイカーや若年層を中心にSNSで火がついたのが、大洗の海鮮デカ盛りボリュームを誇る店舗群です。丼から溢れんばかりに盛り付けられたマグロ、カンパチ、タイの山は圧巻のひと言。総重量1kg近くに達する豪快な一杯が2,000円台前半で味わえるコストパフォーマンスは、他県の大規模観光地ではまずお目にかかれません。
また、大洗の海鮮グルメを極める上で絶対に外せないのが、大洗の生しらす丼の旬と時期に関する知識です。大洗港では春から秋(4月〜11月頃)にかけてシラス漁が最盛期を迎えますが、茨城県海区漁業調整委員会の取り決めにより、毎年1月中旬から3月中旬までは禁漁期間となります。この時期に「生しらす」として提供されているものは冷凍解凍品であるため、本物のプリプリとした透明な朝獲れ生しらすを堪能したいなら、4月中旬から11月の漁期を狙い撃ちにするのが鉄則です。