危険な職務で命を落とした隊員・職員の遺族に対しては、国や自治体から多重のセーフティネットが敷かれています。
公務災害補償法に基づく「遺族補償年金」の支払いに加え、殉職事案に対しては遺族年金と特別弔慰金(賞恤金)の支給が行われます。特に警察官や自衛官が重大な危険を顧みず任務を遂行して死亡した際には、数千万円規模に及ぶ「特別公務災害補償金」や特別賞恤金が上乗せされます。
また、精神的・国家的な栄誉として危険業務従事者叙勲(瑞宝双光章や瑞宝単光章など)や旭日章の授与、位階の追贈が迅速に行われます。これは「命を賭して社会の秩序を守り抜いた」という国家最高峰の感謝の意を示すものであり、遺族にとって生涯の誇りとなる重みを持っています。