日差しが強くなる初夏から盛夏にかけては、清涼感をもたらす白い花と、風に乗って漂う濃厚な芳香が庭の主役になります。
三大香木のひとつに数えられるクチナシは、初夏に甘く濃厚な香りを漂わせる代表的な花木です。厚みのある濃緑色の葉と純白の花のコントラストが際立ちます。クチナシの育て方のポイントは、半日陰の湿り気のある土壌を保つことと、オオスカシバなどの害虫を早期に予防・駆除することです。
同時期に見頃を迎えるのがヤマボウシです。日本の山林に自生する樹木で、ハナミズキによく似た4枚の白い苞を開きます。ヤマボウシの特徴は、葉が出揃った後に花が咲く点と、苞の先端が尖っている点です。和風庭園はもちろん、スタイリッシュなモダン住宅の外観にも抜群の相性を誇ります。
さらに、夏の暑さに負けず長期間咲き続けるサルスベリ(白花種)や、初夏に繊細な小花を一面に咲かせるシマトネリコなども、夏の庭に爽やかな風情をもたらしてくれます。