公表後もメディアを通じて近況を伝え、多くの人々に勇気を与え続けている代表格が、漫画家でタレントの蛭子能収さんです。2020年にテレビ番組の企画をきっかけにレビー小体型認知症とアルツハイマー病の併発を公表した蛭子さんは、その後も日々のデイサービス通いや施設でのサポートを受けながら、独自のタッチによるイラスト制作やエッセイの執筆活動を継続しています。できないことが増えていく現実を受け入れつつ、周囲の支えを得て穏やかに過ごす様子は、多くの当事者家族に安心感をもたらしました。
また、高齢者を中心とした著名人の認知症ニュースは、単なるスキャンダルやゴシップではなく、超高齢社会のリアルを映し出す貴重なメッセージとして受け止められています。かつて華やかなステージに立っていたスターたちが、老いや病気と真摯に向き合う姿は、認知症に対する社会の偏見を和らげる大きな力となっています。