新幹線のホームでE5系とH5系を瞬時に見分けるための最大のポイントは、車体中央に引かれたラインの色です。E5系が鮮やかな「つつじピンク」を採用しているのに対し、H5系は北海道のラベンダーやライラックを想起させる「彩香(さいか)パープル」を身に纏っています。車体上部の「常盤(ときわ)グリーン」と下部の「飛雲(ひうん)ホワイト」は共通ですが、真ん中の一筋の帯色が異なるだけで、受ける印象はシャープかつエレガントに変化します。
もう一つの決定的な違いが、1号車・3号車・5号車・7号車・10号車の側面に配置されたシンボルマーク(エンブレム)のデザインです。E5系のロゴは、スピード感あふれるハヤブサを抽象化した鋭い鳥のモチーフが描かれています。一方のH5系は、北海道の雄大な大地をベースに、シロハヤブサが翼を広げて飛翔する姿を組み合わせた立体的な独自エンブレムを採用しており、北の大地を走るフラッグシップとしての誇りが強く表現されています。
先頭形状はどちらもトンネル突入時の微気圧波(トンネルドン現象)を低減させる15メートルの「アローライン」を採用しており、シルエットそのものに違いはありません。だからこそ、帯の紫とサイドのエンブレムさえ確認できれば、誰でも即座に判別が可能です。