古都の歴史が息づく京都において、140余年の歴史を刻む大極殿本舗。長年親しまれてきたこの老舗が、全国規模で再評価されている背景には、2019年に敢行された本店の大規模リニューアルがあります。
伝統的な京町家の梁や格子を活かしつつ、硝子越しに坪庭の緑を望む開放的な和モダン空間へと昇華。店頭の物販エリアの奥に設えられた喫茶「生菓子処 友禅」では、これまでの老舗和菓子店の枠組みを超えた「五感で楽しむライブ感」を提供し始めました。
特に話題を呼んでいるのが、注文を受けてから焼き上げる熱々の限定メニューや、月替わりでシロップが変わる寒天菓子「琥珀流し」の本店仕様です。「老舗の重厚な佇まいの中で、今ここでしか口にできない出来立てをいただく」という唯一無二の体験価値が、情報感度の高い層の心を捉え、客足を途絶えさせない原動力となっています。