自衛隊体育学校の隊員は「アスリートである前に自衛官」です。そのため、入隊直後には一般の自衛官と全く同じく、ほふく前進、小銃射撃訓練、長距離行軍、精神教育などの厳しい基礎訓練を履修します。
配属後の日常スケジュールは競技漬けとなりますが、その規律正しさと追い込みの強度は民間クラブの比ではありません。朝6時の起床・点呼から始まり、午前・午後の2部練習、徹底したウエイトトレーニング、ビデオ解析による戦術ミーティングが分刻みで行われます。
歴史に名を刻む出身有名人・メダリストたち
自衛隊体育学校は、日本の五輪史を彩る数々のレジェンドを輩出してきました。
- 円谷幸吉 選手:1964年東京五輪マラソン銅メダリスト。同校のシンボル的存在。
- 三宅義信 選手:ウエイトリフティングで金メダルを獲得し、世界記録を次々と樹立。
- 米満達弘 選手:2012年ロンドン五輪レスリング男子フリースタイル66kg級金メダリスト。
- 乙黒拓斗 選手:2020年東京五輪レスリング男子フリースタイル65kg級金メダリスト。
- 濱田尚里 選手:2020年東京五輪柔道女子78kg級金メダリスト。
レスリングや射撃における強さは世界屈指であり、心理的プレッシャーに打ち勝つ自衛隊特有のメンタルトレーニングが、極限の大舞台でメダルを手繰り寄せる原動力となっています。