Q1:舌回し体操を毎日続ければ、すでに深く刻まれたマリオネットラインも消えますか?
A1:残念ながら、すでに溝として定着した深いラインを舌回し体操だけで消すことは解剖学的に不可能です。舌回し体操は口輪筋や舌骨筋群を刺激して血流を促し、口角下制筋の余計な拘縮を和らげる「予防・現状維持」の手段です。完全に消す、あるいは劇的に薄くしたい場合は、皮下組織や靭帯を物理的に支える美容医療のアプローチが必要となります。
Q2:40代・50代が初めて美容皮膚科に行く場合、どの施術から検討するのが無難ですか?
A2:たるみのタイプによって異なりますが、皮膚の引き締めと将来の予防を兼ねるなら「ハイフたるみ改善(HIFU)」、無表情でも溝がくっきりと影になっているなら「靭帯補強を目的としたヒアルロン酸注入」が第一選択となります。いきなり高額な糸リフトを契約するのではなく、日本形成外科学会や日本美容皮膚科学会の専門医が在籍するクリニックで肌診断機(VISIAなど)を用いた客観的なカウンセリングを受けることを推奨します。
Q3:口角下制筋ボトックスを受けると笑顔が不自然になりませんか?
A3:適切な部位と適量(片側数ユニット程度)が守られていれば、不自然になるリスクは極めて低いです。しかし、注入位置がわずか数ミリ狂って「口唇下制筋」や「笑筋」に薬剤が拡散してしまうと、笑ったときに下唇が歪んだり、口角が左右非対称になったりする機能障害が生じます。ボツリヌス製剤の扱いに精通した解剖学知識の確かなドクターを選ぶことが絶対条件です。