国分寺市の旧本庁舎(戸倉1丁目)は1964年(昭和39年)の建設から60年以上が経過し、建物の著しい老朽化や深刻な耐震性能の不足が長年の課題となっていました。さらに、業務の拡大に伴ってプレハブの仮設庁舎や周辺の分散施設に機能が分断され、来庁した市民が複数の建物を往復せざるを得ないなど、行政効率とアクセシビリティの両面で限界に達していたのが国分寺市役所の建て替えに至った決定的な経緯です。
新たな拠点として選ばれたのが、JR中央線・武蔵野線の西国分寺駅から徒歩圏に位置する泉町二丁目地区(旧JR社宅跡地周辺)でした。周辺に武蔵国分寺公園や東京都立多摩図書館などが集まる文教・緑地ゾーンに隣接しており、大規模災害時における広域避難拠点や司令塔としての適性を備えています。
新庁舎計画の現在の状況として、行政棟の建設完了に伴い各部局の段階的な移行が進められており、分散していた福祉・子育て・都市計画などの主要機能がワンストップで完結する近代的な行政拠点として稼働を開始しています。