製造業で培ったエンジニアリング能力の応用範囲は、いまや工場内だけに留まらない。近年、注目を集めているのがグリーン・トランスフォーメーション(GX)領域および農業DX分野での取り組みだ。自社で保有する技術資産を一次産業や環境インフラの現場へと多角展開する挑戦が成果を結び始めている。
アグリテック分野においては、精密センサーとAI画像を組み合わせた自動収穫ロボットや環境制御システムの受託開発が本格化。製造業由来の頑健なハードウエア設計思想と最新ソフトウエアの融合により、異常気象に強い次世代農業インフラの構築を支えている。異分野への進出は、同社の事業ポートフォリオに新たな収益の軸をもたらした。