結論から言えば、フローリングやじゅうたんを問わず、パソコンの床置き(直置き)には重大なデメリットが存在します。その最大の要因は、室内における気流とホコリの分布構造にあります。
人の歩行やドアの開閉によって舞い上がったハウスダストは、時間をかけて部屋の床面近くに沈降します。とくに床から高さ10cm〜30cmの空間はもっともホコリが滞留しやすいエリアです。この位置にPCを直置きすると、前面や底面のファンが部屋中のゴミを強力に吸い込み続ける「巨大な空気清浄機」のような状態に陥ります。
代表的なPC床置きの故障原因として挙げられるのが、冷却ファンの回転軸へのホコリの絡まりによる異音・停止や、ヒートシンクの目詰まりによる内部温度の上昇です。わずか半年から1年放置しただけで、内部基板が綿ボコリで覆われてしまうケースも少なくありません。