土俵を揺るがす奇手「内無双」の真実!外無双との違いと名勝負の深層

土俵を揺るがす奇手「内無双」の真実!外無双との違いと名勝負の深層

土俵を揺るがす奇手「内無双」の真実!外無双との違いと名勝負の深層に関する主要なデータを詳しく解説いたします。

相撲ファンのみならず、一般の視聴者からも頻繁に寄せられる疑問が「内無双と外無双(そとむそう)は何が違うのか」という点です。どちらも「無双」の名を冠し、相手の足を払ったり抱えたりして倒す豪快な技ですが、力学的な支点の位置と力士の身体操作はまったく異なります。

決定的な違いは、「相手の脚のどこに手を掛けるか」という一点にあります。

比較項目内無双(うちむそう)外無双(そとむそう)力学・戦術的評価接触ポイント相手の太もも・ひざの「内側」相手の太もも・ひざの「外側」内側は「すくい上げ」、外側は「ストッパー(支点)」として機能する。身体の進入深度相手の懐の最深部(股下)相手の身体の側面・外側内無双のほうが潜り込みが深く、被弾・圧死のリスクが圧倒的に高い。重心の崩し方脚を跳ね上げ、上体を押し倒す脚の動きを止め、上体を捻り倒す内無双はてこの原理で浮かせ、外無双は回転軸を作って回す。年間の出現頻度極めて稀(0〜2回程度)稀(3〜6回程度)外無双も珍しい技だが、内無双のレア度はその倍以上に達する。

外無双は、相手の差し手を抱え込んだりいなしたりしながら、相手の踏み出してきた足の外側に手のひらを当てて動きを封じ、上半身を横にねじり倒す技です。柔道でいう体落としや小外掛に近い回転運動を利用します。

対する内無双は、相手の太ももを内側から「持ち上げる」動作が入ります。てこの原理を利用して相手の片足を宙に浮かせるため、相手は両足で踏ん張ることが不可能になり、重力に従って仰向け、あるいは横倒しに崩れ落ちます。技が決まった瞬間のインパクトと爽快感において、内無双が相撲ファンの記憶に鮮烈に残る理由はここにあります。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。