龍騎サバイブの強さが究極の試練に直面したのが、神崎士郎の傀儡にして最強最後のライダー「仮面ライダーオーディン」との戦闘経緯です。オーディンは常に「サバイブ -無限-」を装填した状態で顕現し、必殺技「エターナルカオス」は10000APという作中最高峰の数値を叩き出します。
オーディン戦における最大の問題は、数値上のスペック以上に「テレポート能力」と「タイムベント(時間逆行)」という理不尽な特殊能力でした。初戦時、龍騎サバイブはオーディンの背後への瞬間移動打撃に翻弄され、防戦一方に追い込まれる屈辱を味わいます。しかし、戦いを重ねる中で真司の類稀なる戦闘センスと直感力が開花します。
オーディンが転移した瞬間の空気の揺らぎを捉え、背後からの攻撃を先読みしてドラグブレードで迎え撃つなど、真司はオーディンを肉体的に追い詰める数少ないライダーとなりました。ネット上のファンの間では長年、「もし真司が最初から敵を殺すつもりで戦っていたら、オーディンを単独で完全に打ち破れたのではないか」という議論が白熱しています。
当時の脚本を手掛けた小林靖子氏やプロデューサー陣のインタビューを振り返ると、オーディンは「ルール違反の管理者」であり、龍騎サバイブは「不条理に抗う人間の極限」として対比されていたことが分かります。真司がオーディンを凌駕しかけたのは、機械的な強さではなく「他者を想う心が生んだ集中力」であり、スペックを超えた精神の強靭さこそが龍騎サバイブの真のチート性能であったといえます。