クリエイターを刺激して止まない最大の理由は、圧倒的なコントラストにある。釈迦の静謐かつ自由奔放な立ち姿、ハデスやポセイドンの冷徹な気品、そして始皇帝やルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンといった人類側の泥臭くも高潔な生き様。登場人物の誰もが強烈な「個」とドラマを背負っている。
「描く側」の感情を揺さぶる要素が多すぎるのだ。ただ格好いいポーズを取らせるのではなく、死闘の末に魅せる最後の表情や、傷だらけの拳に宿る美学をどうキャンバスに定着させるか。その探求こそが、SNSで連日投稿されるハイクオリティな作品群の源泉となっている。