普段は固く閉ざされているケシの栽培区画ですが、花が咲き誇る初夏には年間で最も多くの来園者が訪れます。東京都薬用植物園におけるケシの見頃は例年5月上旬から5月下旬にかけて。天候に恵まれれば、初夏の爽やかな風に揺れる真紅や紫、純白の大輪が咲き揃います。
2026年の開花状況も順調に推移しており、園内公式掲示板やウェブサイトでリアルタイムの開花情報が随時アップデートされています。特に見逃せないのが、開花ピーク期に数日間だけ開催される「ケシ外柵の特別開放(内部立ち入り見学)」です。
通常時は外側のフェンス越しに望遠レンズや肉眼で眺めることしかできませんが、この特別公開日には東京都の専門職員による厳重な誘導のもと、内側フェンスの際まで足を踏み入れることができます。花弁の根元にある特徴的な斑点や、茎を抱き込む葉の付き方など、鑑賞用ポピーとの決定的な違いを間近で観察できる貴重な機会です。