絶望的な断絶状態に終止符を打ったのは、他ならぬ息子たち自身の強い意志でした。
父親側の家庭で育てられた長男と次男でしたが、成長するにつれて物心がつくと、幼い頃に注がれた実母の深い愛情の記憶や、世間の報道の真相を自分自身の頭で確かめようと模索し始めます。そして長男が20歳の成年を迎えた節目に、自らの足で母親・岩崎宏美のもとを訪ねるという奇跡的なアクションを起こしました。
関係者の証言やテレビ特番での告白によると、数年ぶりに再会した瞬間、長男は母親に対して一切の恨み言を口にせず、「お母さん、生んでくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えたとされています。母と子の間を隔てていた法的な壁や周囲の思惑は、息子たちの確固たる自立心と母への敬愛によって完全に打ち破られたのです。
その後、次男の勇気さんも兄に続いて母親との交流を再開。空白だった十数年間の時間を埋めるように、食事会や旅行を重ね、関係性を再構築していきました。現在では、岩崎宏美のコンサート会場に息子たちが花束を持って訪れる姿や、楽屋で笑顔を交わす姿が日常的な光景となっています。