ネット上で長年囁かれてきた「韓国人は3人に1人が整形経験者」という説。この情報の出所をたどると、国際美容外科学会(ISAPS)が過去に発表したデータや、ソウル市が実施した市民意識調査の特定の抽出セグメントが一人歩きしたものであることが分かります。
ISAPSの公表データによると、韓国は人口1,000人あたりの美容医療施術件数において世界トップクラスを維持し続けています。ただし、この統計にはメスを入れて骨や軟骨を削る侵襲的な「外科手術」だけでなく、ヒアルロン酸注入、ボトックス、スキンブースター(リジュラン等)、レーザー治療といった「非外科的(プチ整形・皮膚科)施術」が膨大に含まれています。
韓国ギャラップなどの現地調査機関が実施した成人対象の大規模アンケートを精査すると、「外科的な美容整形手術を受けたことがある」と回答した成人の割合は全体で約10〜15%前後にとどまります。一方で、「ボトックスやフィラーなどのプチ整形・美容皮膚科施術を含める」と、ソウル都市圏に暮らす20代・30代女性の経験率は35〜45%に跳ね上がります。つまり、「3人に1人」という噂は、都市部の若年女性層に限定すれば実態に近く、国民全体の外科手術率としては誇張された数字です。