Q1:CAD/CAM冠の寿命は平均して何年くらいですか?
A1:臨床データにおける一般的な耐用年数はおよそ3〜5年前後とされています。銀歯の5〜7年、自費セラミックの10〜15年以上に比べて短命な傾向があります。特に強い噛み合わせの負荷がかかる部位や、口腔ケアが不十分な環境では、1〜2年以内に破折や脱落が生じるケースも報告されています。
Q2:一度入れたCAD/CAM冠が割れたり外れたりした場合、保険ですぐにやり直せますか?
A2:健康保険の制度上、同一の歯に対する被せ物の再製作には原則として2年間の維持管理期間(補綴物維持管理料の規定)が存在します。2年以内に破損や脱落が起きた場合、装着した歯科医院であれば原則として医院側の負担(再診料等を除く)で再治療を受けられますが、転院先では保険適用での同一再製作が認められない場合があるため注意が必要です。
Q3:銀歯からCAD/CAM冠にすべて取り替えることは可能ですか?
A3:部位の適用条件(前歯・小臼歯、または条件を満たした大臼歯)をクリアしていれば技術的には可能です。ただし、すでに銀歯が入っている部位をCAD/CAM冠にやり直す場合、素材の厚みを確保するためにさらに歯を削り直す必要があります。歯質が薄くなり神経に近い状態になるリスクや、外した土台の再形成リスクを歯科医師と綿密に相談した上で決断してください。