プロデューサーのつんく♂は、本作のサウンド構築において妥協を一切排除しました。本場の空気感を取り入れるため、自らアメリカ・ニューヨークへ渡り、現地のトップミュージシャンやゴスペルコーラス隊をレコーディングに起用。洗練されたトラックとダイナミックな生音の融合は、当時のJ-POPシーンでも突出したクオリティを誇っていました。
しかし、その高い音楽性はメンバーへの要求水準を一気に引き上げることになります。特にボーカルディレクションは苛烈を極め、リズムの取り方や息遣い、感情の乗せ方に至るまで徹底的な指導が施されました。スタジオの隅で涙を流しながらブースに立ち続けたメンバーの姿は、テレビ番組『ASAYAN』でも放送され、視聴者に強い緊張感を与えたエピソードとして語り継がれています。