三重県立四日市南高等学校の受検を検討するにあたり、まず直面するのが高い学力水準の壁です。大手教育情報ポータルや県内模試の集計値によると、最新の偏差値は普通科が64、数理科学コースが67をマークしており、県内公立高校としてはトップクラスの位置を盤石のものにしています。
三重県の公立高校入試は「前期選抜」と「後期選抜」の二段階で実施されますが、四日市南高校の入試構造には明確な特徴があります。数理科学コースは前期選抜でも募集枠(定員の約50%)が設けられており、極めてハイレベルな理数適性検査や面接、自己表現が課されます。前期選抜における数理科学コースの実質倍率は例年2.5倍から3.0倍を超える激戦となり、北勢地区の理数系トップ層が火花を散らします。
一方、3月に実施される後期選抜では、普通科と数理科学コースの双方が対象となります。普通科の倍率は近年の少子化傾向にもかかわらず、1.15倍から1.30倍前後で堅調に推移しており、桑名高校や川越高校、四日市高校からの志望変更組を含めた緻密な出願駆け引きが展開されます。
合格ボーダーの内申点(調査書点・45点満点)に関して、教育関係者の分析や過去の合否データによると、普通科の後期選抜では内申点38〜40以上、数理科学コースでは41〜44以上がひとつの安全圏の指標とされています。特に三重県の後期選抜では調査書と当日の学力検査(250点満点)の相関表によって選抜が行われるため、内申点がボーダー付近にある受験生は、当日点で8割(200点)以上をもぎ取る強固な実力突破が求められます。