二郎系ラーメンの根底にあるのは、1968年に創業した「ラーメン二郎(本店:東京都港区三田)」のスタイルです。一般的な醤油ラーメンや博多豚骨ラーメンとは一線を画す独自の構成要素によって成り立っています。
構成する主たる要素は、低加水で打たれた強力粉(オーション)による極太ワシワシ麺、豚骨と豚肉を煮込み旨味調味料(白い粉・グルタミン酸ナトリウム等)と醤油ダレ(カエシ)を効かせた濃厚豚骨醤油スープ、茹で上げたモヤシとキャベツの山(ヤサイ)、そして柔らかく煮込まれた巨大な煮豚(ブタ)です。
脳科学や食品心理学の観点からも、二郎系が放つ中毒性の理由は明確に説明がつきます。高濃度の動物性油脂(アブラ)と塩分、糖質(小麦麺)、そして強烈なアミノ酸の組み合わせは、脳内の報酬系を強く刺激しドーパミンの分泌を促します。「食べるスポーツ」とも比喩されるこの背徳感あふれる味覚体験こそが、多くのリピーターを惹きつけて離さない本質です。