日大系列校と聞くと「大部分の生徒が無試験に近い形で日本大学へ内部進学する」というイメージを持たれがちですが、日大二高の実態は大きく異なります。近年の進路状況を見ても、日本大学への内部進学率は約25〜30%前後に過ぎず、残る約70%以上の生徒が他大学へ進学しています。
なぜ付属校でありながら、これほど高い他大学進学熱を維持できるのか。その背景には、制度面と教育指導の両輪における明確な理由が存在します。
最大の要因は、「日本大学への内部推薦権を保持したまま、他大学の受験に挑戦できる国公立大学併願制度(および一部私立大併願制度)」の存在です。生徒は背水の陣を敷くことなく、安心感を持ちながら東京大学、一橋大学、東京工業大学をはじめとする難関国公立大や、早慶上理などの最難関私大に果敢にチャレンジできる心理的余裕を獲得しています。
さらに、カリキュラムそのものが高校2年次から文系・理系の進路別に細分化され、3年次には国公立型・私立難関型に対応した演習講座が多数設置されるなど、純粋な進学校と寸分違わぬハイレベルな指導体制が敷かれている点も見逃せません。