生後まもない時期の赤ちゃんは、呼吸器官が構造的に未発達だ。鼻腔が極めて狭く、分泌物が少し溜まっただけでも空気の通り道が狭まる。さらに自律神経の働きも途上にあるため、呼吸の周期が乱れやすく、急に浅く速い息を繰り返す「周期性呼吸」を起こすことが珍しくない。
この生理現象であれば、赤ちゃんの機嫌が良く、ミルクをしっかり飲み、顔色に変化がなければ過度に恐れる必要はない。しかし、息を吸い込む際に引っかかるような音が混じり、息苦しそうに肩を上下させている場合は話が別だ。一時的な不規則呼吸なのか、それとも酸素不足に陥っている呼吸困難なのか。この二者を瞬時に見極める眼識が求められる。