他の中堅イタリアンチェーンやファミリーレストランが、原材料費の高騰を理由にメニューの値上げや肉類の縮小を進める中、なぜサイゼリヤだけがこの品質と価格を両立できるのか。その秘密は、同社が長年培ってきた「製造直販(SPA)モデル」にある。
サイゼリヤは単に商社から食材を買い付けているわけではない。イタリア現地に自社管理の出荷拠点を持ち、自社専用のコンテナで日本へ直送する。中間マージンを徹底的に排除し、物流の効率化を極限まで突き詰めることで、他社が真似できないコストパフォーマンスを実現している。今回の輸入再開においても、この独自のサプライチェーンが強みを発揮し、迅速なメニュー復活へと繋がったのだ。