高校受験情報サイトやネット上の噂では、「工業高校は入ってしまえば自動的に良い企業へ就職できる」という誤解が散見されます。しかし、現実はそこまで甘くありません。
企業が高校生を採用する際、最も重視するのは「評定平均(内申点)」「欠席日数の少なさ」「取得資格」の3点です。大手企業や人気インフラ企業の推薦枠は校内選考によって決定されるため、1年次からの定期考査や提出物の管理を怠った場合、希望する企業への推薦を得ることは極めて難しくなります。
また、「工業高校へ進むと文系大学への進学は完全に閉ざされる」というのも正確ではありません。普通科目に比べて数学Ⅲや英語の履修コマ数が限られるため一般入試は困難を極めますが、工業高校専用の推薦枠や総合型選抜を活用して理工系大学へ進学する道は確立されています。