芸能界において、自身の出自やルーツを堂々と公表し、唯一無二のポジションを確立しているタレントやアーティストは数多く存在します。公表の契機は、自叙伝の出版、テレビ番組での自然な告白、あるいは報道を受けた上での誠実な説明など多岐にわたります。
歌手の和田アキ子氏は、自著『どしゃぶり雨の中で』やテレビ番組の特集において、自身が在日韓国人(当時の本名:金福子)として生まれ、後に日本国籍を取得(帰化)した経緯を率直に明かしています。叔父からの告白で自らの出自を知った際の葛藤や、それを乗り越えて国民的歌手へと登り詰めた足跡は、多くの視聴者に深い感銘を与えました。
また、お笑いコンビ・ANZEN漫才のみやぞん氏は、バラエティ番組内で「運転免許の更新時に必要書類を取り寄せた際、自分が韓国籍であることを初めて知った」というエピソードを明るく披露し、大きな話題を呼びました。その後、法務省の官報への掲載を経て日本国籍を取得しており、そのオープンでポジティブな人柄は幅広い層から支持されています。
さらに、女優の井川遥氏は、過去に雑誌のインタビューやオフィシャルな発言の中で本名(趙秀恵)に触れ、ルーツを隠すことなく凛とした姿勢で女優業を邁進してきました。世界的に活躍するギタリストのMIYAVI氏も、父親が在日韓国人2世であることを公言しており、多様なバックグラウンドを自身のアイデンティティやグローバルな音楽表現の糧として昇華させています。