受験相談の現場で頻繁に見受けられるのが、ネット検索上の「同名公立校の混同」に起因する判断ミスです。ウェブサイトによっては、千葉県立柏陵高校の口コミ欄に「福岡大学への指定校枠が豊富」と書かれていたり、逆に福岡県立柏陵高校の情報に千葉県公立入試の前期・後期選抜廃止に関する記述が混在していたりするケースが散見されます。
特に危険なのは、全国一律のランキングを標榜する自動生成系サイトが提示する偏差値です。千葉県の模試集団と福岡県の模試集団では母集団の学力分布や採点基準が全く異なるにもかかわらず、数字だけを横並びにして「柏陵高校の偏差値は53」などと実態より高めに記載している例があります。
学校選びの現場では、必ず自らが受検する都道府県の教育委員会発表資料や、地域に密着した信頼できる進学塾の追跡データを照会してください。地理的な前提条件を取り違えたまま過去問演習や内申計算を進めてしまうと、出願直前の11月〜12月になって志望校再考を余儀なくされる深刻なリスクを抱えることになります。