「女っぽい男は男として見られない」「友達止まりで終わるのではないか」という長年の噂の真偽を確かめるべく、当編集部では20代〜30代の独身女性300名を対象に「中性的・女子っぽい要素を持つ男性は恋愛対象に入るか」という意識調査を実施しました。
調査の結果、「大いに恋愛対象になる(42%)」「条件次第で恋愛対象になる(36%)」を合わせ、じつに78%の女性が肯定的な回答を寄せました。「絶対に無理・恋愛対象外(22%)」を大きく引き離すこの結果は、現代の恋愛観がどこに向かっているかを雄弁に物語っています。
リアルな肯定派の声:居心地の良さと対等な関係性
大手IT企業に勤務する女性(28歳)は、取材に対して次のように語っています。
「昔付き合っていたオラオラ系の元カレは、レストランの店員さんに横柄だったり、私の仕事の悩みに『男の社会はもっと厳しいから』と上から目線で説教してきたりして本当に疲弊しました。今の彼氏はいわゆる中性的なタイプで、休日に一緒にコスメを見に行ったり、カフェでとりとめのない話を何時間でも聞いてくれます。男らしさを振りかざされないことが、これほど精神的に楽だとは思いませんでした」
SNSや知恵袋の投稿を分析しても、「一緒にいて緊張しない」「怒鳴られる恐怖が一切ない」「美意識が高くて隣を歩くのが誇らしい」といった、圧倒的な精神的平穏を支持理由に挙げる声が目立ちます。
メディアを牽引する中性的アイコンの存在
エンタメ業界においても、中性的な男性芸能人たちの躍進は目覚ましいものがあります。板垣李光人さんやなにわ男子の大西流星さん、さらには世界的な支持を集めるK-POPアイドルグループのメンバーたちに見られるように、メイクを纏い、ジェンダーの境界を軽やかに飛び越える彼らの立ち振る舞いは、今や「新しい美のスタンダード」として若い世代に熱狂的に受け入れられています。かつての「男は男らしく、女は女らしく」という二元論は、メディア文化のフロントラインにおいて完全に融解したと言えるでしょう。