監督・クリエイティブディレクターとして作品に独特の毒と美意識を注入するのは、世界的評価を受ける鬼才・湯浅政明だ。緻密かつ奔放なビジュアルイメージが実写と融合したとき、未だかつて誰も目にしたことのない重厚なサイバーパンクの世界が立ち現れる。現実と仮想、有機物と無機物が歪に交錯する独創的なビジュアルは圧巻の一言だ。
緻密に張り巡らされた色彩美と、疾走感あふれるカメラワーク。湯浅監督ならではの変幻自在な表現力が、画面全体に強烈なグルーヴを与えている。映画ファンならずとも、この独自の映像世界に一瞬で呑み込まれることは避けられない。