「安全だからいくら使っても良い」というわけではない。過剰摂取に対する警戒が必要なポイントは、アミノ酸の毒性ではなく「ナトリウム(塩分)」の摂り過ぎにある。
グルタミン酸ナトリウムのナトリウム含有量は、食塩(塩化ナトリウム)の約3分の1である。そのため、減塩調理の工夫として味の素やハイミーを活用し、塩分量を抑えつつ満足感のある味付けにする手法は非常に効果的だ。だが、食塩を減らさずにうま味調味料だけを大量に追加してしまえば、結果としてナトリウムの過剰摂取につながり、高血圧などの生活習慣病のリスクを高める原因になりかねない。
調味料の基本は「適量」を守ることだ。味噌汁1杯に対して1〜2ふり程度という本来の使用量を守っている限り、塩分過多の心配も抑えることができる。