ネット上の旅行記やSNSで「つるの湯の湯治棟に泊まって食材を持ち込み、自分で鍋を作った」という投稿を見て乳頭温泉を予約しようとする方がいますが、これは典型的な情報混同です。乳頭温泉の鶴の湯温泉における湯治棟(2号館・3号館)は、現在基本的に「1泊2食付き」の営業形態をとっており、客が食材を持ち込んで自炊するシステムではありません。昭和期には本格的な自炊湯治を受け入れていた歴史があるものの、現在は歴史的建造物の保全や火災防止の観点から、食事付きの旅館スタイルに一本化されています。
自炊設備を完備した純粋な湯治滞在ができるのは、福島県大沼郡三島町に位置する早戸温泉つるの湯の宿泊湯治棟(自炊宿)です。三島町観光ポータルサイトの2026年最新データによると、早戸温泉つるの湯は「開湯1200年の天然薬湯」として名高く、加水・加温・循環濾過・消毒剤混入を一切行わない源泉100%かけ流しを厳格に保持しています。
さらに早戸温泉つるの湯の湯治棟の現在の営業状況を検証すると、宿泊者限定の大きな特権が設定されています。チェックイン時刻は13:00、チェックアウトは10:00ですが、公式発表資料および現地宿泊レポートによると、「チェックイン当日の12時〜13時までの入湯」および「チェックアウト当日の10時〜12時までの入湯」が無料開放されています。日帰り温泉施設としても人気を博す只見川沿いの絶景露天風呂を、前後合わせて計3時間分も追加料金なしで利用できるため、奥会津を訪れる湯治客から熱烈な支持を集めています。