グルメ目当てのドライバーから絶大な支持を集めているのが、施設内に香ばしい匂いを漂わせるベーカリーカフェ「パーシモン(Persimmon)」です。柿の英語名を冠した同店では、職人が店内の工房で生地から丁寧に焼き上げる創作パンが毎日数十種類並びます。
看板商品は、九度山産の柿をペーストやコンフィチュールとして巧みに練り込んだ季節限定のデニッシュや、サクサクのクロワッサン、ずっしりとした具材感が好評の惣菜パンです。焼き上がり時間の午前9時過ぎと正午前後には、トレーを抱えた来店客がレジに列を作り、人気のアイテムは陳列からわずか30分でトレイが空になることも珍しくありません。併設カフェでは、和歌山県特産の温州みかんジュースや挽きたてコーヒーとともに、イートインスペースで焼き立てをその場で頬張ることができます。
ランチ需要を支えるのは、地元食材をふんだんに取り入れた郷土の味です。産直市場内では、伝統の「柿の葉寿司」をはじめ、紀州うめどりを使用した特製弁当、近隣農家が持ち寄る野菜をふんだんに使った手作り惣菜がずらりと並びます。さらにスイーツファンを唸らせているのが、地元産卵と牛乳のコクを生かしたバウムクーヘン専門店「九度山ばうむ」です。しっとりとした口溶けと上品な甘さは、手土産としても不動の評価を獲得しています。