1996年に登場した『ポケットモンスター 赤・緑』。ゲームクリエイターの田尻智氏が描いた生態系の構想と、杉森建氏の筆によって命を吹き込まれたデザインは、30年近くの時を経ても色褪せない。シャワーズはその中でも、人魚や水棲生物の美しさを完璧なバランスで落とし込んだ傑作として知られる。
ドット絵の限られた解像度からスタートしたデザインが、現代の縫製技術によって三次元の立体へと昇華された。耳のヒレの角度や背中の突起の並び、首元のフリルの陰影に至るまで、当時の公式アートワークが持っていた繊細なニュアンスが見事に再現されている。