ゲーム開始時にプレイヤーが最初に選ぶ5振――加州清光、山姥切国広、歌仙兼定、陸奥守吉行、蜂須賀虎徹。この「初期刀」のなかでも、山姥切国広と加州清光の2振は、頭一つ抜けた人気を誇り続けています。
山姥切国広の人気の核心は、「コンプレックスからの脱却と成長」という王道の主人公性です。「自分は霊剣・山姥切の写しに過ぎない」と自虐し、布を被って美貌を隠していた彼が、旅立ち(極)を経て「俺は、俺だ」と顔を上げる過程は、多くの審神者の涙を誘いました。この感情的なカタルシスこそが、息の長い支持を生み出す源泉となっています。
対する加州清光は、「扱いにくいが性能は良い」「可愛くしていれば主から愛される」という、健気で切実な承認欲求がファンの庇護欲を激しく刺激します。爪を赤く染め、外見を着飾る姿の裏にある、過酷な歴史(池田屋事件での刃こぼれ)を受け止めた審神者たちは、単なるキャラクター愛を超えた深い親愛の情を注いでいます。