コヴェントリーのサポーターがスタジアムで最も熱狂する瞬間の一つが、坂元達裕が右サイドでボールを持った局面です。ベルギーのKVオーステンデから完全移籍して以来、坂元は持ち味の「右足で踏み込んで左へ抜き去る」独特のシザースフェイントで、屈強なチャンピオンシップのディフェンダー陣を幾度となく翻弄してきました。
しかし、その順風満帆なキャリアに暗雲が垂れ込めたのが、2026年の重傷離脱でした。空中戦の競り合いから激しく背中・腰部を強打し、長期の戦線離脱を余儀なくされた際、現地メディアやファンからはチームの失速を危惧する悲痛な声が相次ぎました。それでも坂元は過酷なリハビリを完遂。復帰戦で見せた鋭いアジリティと守備への献身性は、関係者の懸念を瞬時に払拭する圧巻のパフォーマンスでした。
地元紙の番記者は「サカモトは単なるドリブラーではない。90分間プレスを怠らず、味方の右サイドバックを献身的にカバーするハードワーカーだ」と極めて高いコヴェントリー 坂元達裕 評価を下しています。日本代表の次期招集リストにおいても、森保一監督が重視する「デュエルの強度」と「個の打開力」を兼ね備えた右サイドアタッカーとして、熱い視線が注がれています。