打首獄門同好会が手掛ける数ある楽曲のなかでも、「猫の惑星」は音楽ファンと愛猫家の双方から突出した評価を得ています。最大の理由は、卓越した演奏技術による本格的なヘヴィロックと、徹底して猫目線・飼い主目線で描かれた生活感あふれるテーマとの鮮烈なコントラストです。
ラウドロック特有の重厚なリフが鳴り響くなかで歌われるのは、高尚な哲学ではなく「朝5時に起こされる理不尽」や「黒い服に付着する抜け毛との戦い」。愛猫と暮らす人間なら誰もが一度は経験する日常が、誤魔化しのないリアリティをもって畳み掛けられます。この強烈なギャップが笑いを生み、いつの間にか何度もリピート再生してしまう中毒性へと直結しているのです。
日頃ロックフェスに足を運ぶ音楽フリークだけでなく、普段は邦楽ロックを聴かない層からも「猫あるあるの解像度が高すぎる」とSNS上でバイラルを起こし、リリースから年月を経た今も猫ソングの最高峰として君臨し続けています。