投票所を訪れた際、投票用紙を箱に入れたあと出口へ向かう途中で手渡される小さな紙片、それが「投票済証明書(投票証明書)」です。行政手続きにおいて住民票や印鑑登録証明書のように公的な権利義務を発生させる文書ではなく、あくまで「間違いなく投票を終えました」という事実を簡易的に示す記念証・証明書として位置づけられています。
投票済証明書のもらい方は極めてシンプルです。投票箱に一票を投じた直後、近くに立っている立会人や係員に「投票済証明書をいただけますか」と声をかけるだけで、その場で手渡されます。投票所によっては、投票箱の脇や出口付近の机に証明書が山積みにされており、セルフサービス形式で持ち帰る方式を採用している自治体も目立ちます。
「当日投票ではなく、期日前投票の投票証明書の発行手順はどうなっているのか」という質問も多く寄せられますが、仕組みは当日投票とまったく同一です。商業施設や区役所に設置された期日前投票所でも、宣誓書を提出して投票用紙を投函した後、係員に一声かければ即座に受領できます。
重要なのは、投票所を出て敷地の外に出てしまうと、係員が「本当に今投票した本人なのか」を確認できなくなる点です。自動的に全員へ配られるわけではない投票所も多いため、「投票箱に入れたら、その足で係員に伝える」という動線をあらかじめ意識しておくことが欠かせません。