楽しい感触遊びを事故なく円滑に進めるためには、事前のリスク管理と個別配慮が何よりも重要です。
【小麦粉粘土のアレルギー配慮と素材の選定】
食品由来の素材は安全性が高い反面、食物アレルギーのリスクを伴います。特に小麦粉粘土を使用する際のアレルギー配慮は厳格に行う必要があります。小麦アレルギーを持つ園児がいるクラスでは、米粉粘土やおから粘土、市販の安全な油粘土・寒天粘土への代替を徹底してください。事前に保護者へ使用素材を通知し、アレルゲンの確認を行っておくことが現場の鉄則です。
【感触遊びを嫌がる子への適切な対応】
手が汚れることや未知の感触に強い抵抗・恐怖を示す子どもも少なくありません。感覚過敏の傾向がある子に対して、無理に手を引っ張って触らせるのは逆効果です。感触遊びを嫌がる子への対応としては、以下のステップを踏むのが有効です。
・ビニール越しに触れる:ジッパー袋に素材を入れ、手を直接汚さずに触る感触を試す。
・道具を介して関わる:スプーン、ヘラ、スコップなどを持たせ、直接手で触れずに突いたり混ぜたりすることから始める。
・保育者や友だちの様子を見学する:「見てるだけでも楽しいよ」と受け止め、他児が楽しそうに遊ぶ姿を安全な距離から眺めさせることで、自発的な興味が芽生えるのを待つ。