TBSラジオの代名詞とも言えるのが、深夜24時以降の看板番組枠「JUNK」だ。長年にわたり爆笑問題や伊集院光をはじめとする一流のトークマスターたちが、個性的かつ熱狂的なファン層を築き上げてきた。
しかし、こうした深夜ラジオの象徴的な番組群においても、CM差し替えの影は無縁ではいられなかった。毒舌や時に鋭い社会風刺を売りにするパーソナリティのフリートークは、リスナーにとって最大の魅力である一方、スポンサー企業にとっては時にリスクと裏腹だ。爆笑問題の縦横無尽な発言や、伊集院光の緻密で批評性あふれる語り口が、SNSで短く切り取られ拡散される時代。企業側がブランドイメージの毀損を極度に恐れ、即座に提供を自粛する動きが加速している。長年番組を支えてきた熱心なリスナーからは、表現の自由と企業防衛の板挟みになる番組の行く末を心配する声が上がっている。