ファンの間で最も大きな関心を集めたのが、「トップ声優と超人気漫画家がどこで出会ったのか」という馴れ初めの経緯です。その決定的な契機となったのが、2010年にテレビ東京系列でアニメ化された中村光さん原作の『荒川アンダー ザ ブリッジ』でした。
本作において、神谷浩史さんは主人公である財閥の御曹司「リク(市ノ宮行)」役を務めました。原作者としてアフレコ現場に立ち会う機会のあった中村光さんと、作品の主役として座長を務めた神谷浩史さんは、制作現場を通じて急速に信頼関係を深めていったとされています。言葉選びのセンスや独特のコメディ感覚など、クリエイターとして互いに深く惹かれ合う要素が現場には満ちていました。
また、中村光さんのもう一つの代表作『聖☆おにいさん』がアニメ化およびドラマCD化された際にも、神谷浩史さんは関連キャストとして名前が挙がるなど、二人の作品を通じた縁は単発のものではありませんでした。互いの才能へのリスペクトが、交際へと発展する自然な土台となっていたことが窺えます。