Kis-My-Ft2の音楽史を振り返る上で欠かせないのが、シングルCDのセールス記録です。音楽統計データによると、キスマイ最高売上シングルEverybody Goは初週売上31.6万枚、累計売上約45万〜50万枚規模に達し、歴代トップを堅持しています。テレビドラマ『美男ですね』の主題歌としての爆発的な認知度と、満を持してのデビューという熱量が重なった結果でした。
歴代シングルのトップクラスには、複数商法や大型イベント施策が奏功した『Thank youじゃん!』(初週約43.6万枚)や、初期の勢いを象徴する『WANNA BEEEE!!! / Shake It Up』『SHE! HER! HER!』などが並びます。2010年代前半の全盛期は、リリースごとに初週20万枚〜40万枚台を安定して叩き出していました。
その後、キャリアを重ねるにつれてキスマイ初週売上推移は緩やかな下降線をたどります。2010年代後半には初週15万〜20万枚前後で推移し、2020年代に入ると10万〜15万枚前後のレンジへと着地しました。この推移は一見すると急激な縮小に見えますが、同年代にデビューしたボーイズグループと比較しても、10年以上にわたり10万枚以上の初週実売をキープし続けた事実は、極めて強固な固定ファン層が存在する証左でもあります。
シングルのみならず、キスマイアルバム売上枚数一覧においても同様の傾向が確認できます。1stアルバム『Kis-My-1st』が累計30万枚を超える好成績を収めて以来、『I SCREAM』『FREE HUGS!』など、オリジナルアルバムはいずれもオリコン週間チャート1位を獲得してきました。体制刷新後のアルバム『Synopsis』でも初週10万枚を突破しており、単発の話題性に依存しない強靭な実需が存在します。