多くのファンに惜しまれつつ2023年1月に一時閉館した旧マリンピア神戸ですが、マリンピア神戸の建て替え理由には、単なる施設の老朽化対策にとどまらない明確な都市戦略が存在していました。旧施設は屋外通路が主体の構造であったため、近年の猛暑や荒天時に回遊性が落ちるという構造的課題を抱えていたのです。三井不動産と神戸市の開発計画資料によると、隣接する県有地(旧マリンピア神戸水産体験学習館跡地など)を包括した約9.9ヘクタールの大規模敷地を活用し、「時間消費型リゾートパーク」へと再定義することが最大の狙いでした。
マリンピア神戸のリニューアルにおける最大の変革は、メイン商業棟を完全な屋内型(インモール)構造へ刷新した点です。これにより、天候や気温に左右されることなく、年間を通じて快適なショッピング環境が担保されました。さらに、海辺の景観を最大限に活かした「LAGOON TOKYO」エリアを拡張整備し、アウトレットで買い物を楽しむだけでなく、海岸散策やBBQ、アクティビティを複合的に体験できる設計へと生まれ変わっています。