森本龍太郎氏を語る上で欠かせないのが、2歳年下の実弟であり、現在はSixTONESの中心メンバーとして活躍する森本慎太郎氏の存在です。兄弟揃って芸能界入りし、幼少期から「森本兄弟」としてファンの間でも広く親しまれていました。
兄である龍太郎氏の不祥事と活動休止は、当時ジャニーズJr.として着実にキャリアを積み上げていた慎太郎氏の立場にも深刻な影を落としました。インターネット上や一部週刊誌では心ないバッシングや連座制のような視線が向けられ、少年だった慎太郎氏が背負った精神的重圧は計り知れないものがありました。
しかし、二人の兄弟関係に亀裂が入ることはありませんでした。慎太郎氏はその後、ドラマ『私立バカレア高校』を足がかりに実力で逆境を跳ね除け、2020年にSixTONESとしてCDデビューを果たします。この快挙に際し、兄である龍太郎氏はSNS等を通じて「自慢の弟」「心からおめでとう」と惜しみない賛辞を送り、陰ながら弟の背中を押し続けていた事実を明かしています。
兄弟の間にあったのは嫉妬や確執ではなく、互いの選んだ道を尊重し合う確固たるバウンダリー(心理的境界線)でした。スキャンダルによって家族関係が崩壊するケースが少なくない芸能界において、森本兄弟の絆はむしろ試練を経たことでより強固なものへと昇華されたと言えます。