SNSや5ちゃんねる、アニメレビューサイトにおける視聴者の生の声、そして音響監督や演出家による業界評を照らし合わせると、彼女への称賛にはある決定的な傾向が見られます。
「上坂さんの演じるキャラは、ただ可愛いだけじゃなくてどこかネジが外れているのが最高」「普段の貴婦人ボイスから発狂モードに入ったときの声帯の切り替えが神がかっている」といった視聴者の声が多数を占めます。特に2024年の『ロシデレ』放送時には、X(旧Twitter)で「ロシア語デレ」が毎週のようにトレンド入りを果たし、「照れ隠しで呟くロシア語の破壊力が凄まじい」「文字通り耳が幸せになる」といった熱狂的なリアクションがタイムラインを埋め尽くしました。
一方、業界関係者が一様に評価するのは、彼女の「声の輪郭の明瞭さ」と「狂気を品格で包み込む技術」です。アニメーションの音響設計において、劇伴(BGM)や効果音(SE)が激しく鳴り響く戦闘シーンやハイテンションなギャグシーンでも、彼女の声は音の帯域に埋もれることなくクリアに通ります。また、下品になりかねない過激なセリフや狂気的なキャラクターであっても、彼女が演じることで根底に「育ちの良さ」や「気品」が残り、作品全体のクオリティを引き上げる効果を生み出しています。