審査結果の妥当性を巡り、ホール現場やSNS上では喧々諤々の議論が交わされました。現場取材を通じて入手した課題曲審査員の講評と評判を精査すると、審査員団が一貫して求めていたのは「スコアに忠実なテンポ感とダイナミクスレンジの正確な制御」であったことがわかります。
ある著名な客演審査員は、講評用紙に「フォルテにおいて管楽器のベルアップに頼りすぎ、木管の精緻なパッセージがブラスの飽和した音圧でかき消されている」と厳しい指摘を記していました。この講評内容は、東海大会進出校ネットの反応としてX(旧Twitter)や掲示板などで共有され、「あそこの学校の演奏は迫力があったが、ホールの響きを壊していたということか」「審査員の耳はごまかせない」といった納得の声が広がる契機となりました。
また、ネット上では「強豪校の伝統的な重厚サウンドよりも、透明感のある現代的な響きが好まれるトレンドにシフトしている」という分析が多くのいいねを集めました。現場で聴いた一般聴衆の体感音量と、審査席で精密にチェックされる音響バランスとの間に横たわるギャップが、結果発表時のどよめきに直結していたのです。