チークの発色や持続性、肌なじみを左右するのは、テクスチャーの選定とツールの扱い方です。それぞれの特性を理解せずに使うと、ムラづきやベースメイクのヨレを引き起こします。
クリームチークの塗り方:内側から滲み出る「生感」を作る
クリームチークの塗り方で最もやってはいけないのが、指で擦るように伸ばすことです。摩擦によって下地のファンデーションが剥がれ、毛穴落ちの原因になります。
手の甲に適量を取り、指の腹で均一に広げてから、頬の起点に向かって「ポンポンと優しくスタンプを押すようにタップ」しながら広げます。仕上げに水を含ませて固く絞ったメイク用スポンジで輪郭を軽く叩き込むと、肌とチークの境目が完全に溶け込み、内側から自然に湧き上がる血色感が完成します。
パウダーチークの使い方とチークブラシの正しい使い方
ふんわりとした透明感をまとうパウダーチークの使い方においては、ブラシの質と粉の含ませ方が仕上がりの8割を決定づけます。
チークブラシの使い方で意識すべきプロの鉄則は、「粉を含ませたら、必ず手の甲やティッシュの上で余分な粉を払い、ブラシの毛の内側まで均一になじませること」です。パレットから取った直後のブラシを直接肌にあてると、最初の接地ポイントに粉がドッとつき、いわゆる「おてもやん」状態になって修正が困難になります。肌に対してブラシを垂直に押し当てず、毛先を寝かせるようにして優しく滑らせるのが、シアーに発色させる秘訣です。
パーソナルカラー別・失敗しない色選び
イエベ・ブルベのチーク選び方を誤ると、肌がくすんで見えたり浮いて見えたりします。
- イエベ(スプリング/オータム):黄みを含んだコーラルピンク、アプリコット、ウォームベージュ、テラコッタが肌の透明感を引き立てます。
- ブルベ(サマー/ウィンター):青みを感じるラベンダーピンク、ローズ、カシス、モーヴピンクを選ぶことで、黄ぐすみを払拭し冴えた白肌を強調できます。