「寸法通りにデザインしたはずなのに、印刷したらサイズがズレた」というトラブルの原因は、印刷機側の自動スケーリング仕様にあります。特にコンビニのマルチコピー機を利用する場合、以下の2つの罠に注意しなければなりません。
第一の理由は、「フチなし印刷」機能による強制拡大です。コピー機は用紙の端に白いフチが残らないよう、画像データを本来のサイズより約102%〜105%ほど自動的に引き伸ばしてプリントします。これにより、ミリ単位で設計したはずのミニうちわデザインが骨組みのサイズをオーバーしてしまい、貼り付け時に文字やイラストが欠けてしまう事態が発生します。
第二の理由は、「用紙サイズに合わせる」設定による意図しない縮小です。アプリで作成した画像比率と印刷用紙のアスペクト比がわずかでも異なると、システム全体を収めようとして自動縮小が働きます。これを回避するには、必ず「原寸(100%・等倍)印刷」または「フチあり印刷」を選択し、周囲にカット前提の余白を設ける設計が不可欠です。
また、コンビニ各社のシール紙印刷を活用する場合、セブン-イレブン(富士フイルム系マルチコピー機)と、ローソン・ファミリーマート(シャープ系マルチコピー機)とでは対応用紙と解像度特性が異なります。L判シール紙はキーホルダーサイズに最適ですが、手持ちミニうちわ(横150mm以上)を作成する場合は、2L判やA4光沢紙・シール紙に対応している店舗を選ぶ必要があります。