医療機関(皮膚科・形成外科・美容皮膚科)では、病変の種類や患者の希望に応じて、極めて低侵襲かつ確実なアプローチが選択されます。
1. 針穿刺による面皰圧出(保険適用)
稗粒腫治療の第一選択となる標準治療です。局所を消毒した後、医療用の極細滅菌針(27〜30G)や注射針の刃先を用いて病変の頂点にわずか0.5mm程度の微細な切開孔を開けます。その後、専用の面皰圧出器(プッシャー)を用いて適度な圧力をかけ、内腔に固まった白色のケラチン球を完全につるんと押し出します。処置時間は1箇所あたり数十秒程度で、軽度のチクッとした痛みがあるものの麻酔なしで対応可能です。
2. 炭酸ガス(CO2)レーザー治療(自由診療・一部保険適用のケースあり)
病変が数mm以上とやや大きい場合や、汗管腫が疑われる場合、あるいは一度に数十個単位の多発したプツプツを一気に除去したい場合に選択されます。水分に反応する10,600nmの波長レーザーを照射し、病変組織を瞬時に蒸散させて除去します。周囲の正常組織への熱損傷が極めて少なく、出血もほぼ瞬時に止血されるため、仕上がりが非常に美しい点がメリットです。