公園のシンボルとして中央に君臨する「天門橋(てんもんきょう)」は、ただの景観ブリッジではありません。両端にそびえ立つ2基の展望塔の間には、約58メートルにおよぶ「赤い糸電話」が設置されており、訪れる人々に愛と対話の体験を提供しています。
展望塔のエレベーターを上がると、専用の糸電話装置が設置されており、ピンと張られた赤い糸を通じて肉声がクリアに伝わります。SNS時代の現代において、物理的な「声の振動」でメッセージを伝え合うアナログな仕掛けは、カップルのみならず親子連れからも熱烈な支持を集め続けています。展望デッキからは運河越しに公園全域が見渡せるだけでなく、天気の良い午前中には立山連峰の雄大な稜線がパノラマで広がります。
そして夕暮れが訪れると、公園は息を呑むような光の回廊へと変貌を遂げます。通年実施されているライトアップの点灯時間は日没から22:00まで。季節ごとに照明のカラープログラムが精緻に変更され、春の桜色、夏の清涼なブルー、秋のウォームゴールドなど、水面に反射する色彩のグラデーションが訪れる者を魅了します。
さらに、冬季恒例となっているイルミネーションでは、数万個のLEDが木々や水際を包み込み、天門橋のアーチが暗闇に鮮明に浮かび上がります。花火大会などの大型催事が催される特別日程においては、夜空の大輪と水面の揺らめきがシンクロし、富山市内屈指の熱狂とロマンティシズムを創出しています。